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第16回講演会 大阪大学 生越専介教授、筑波大学 市川淳士教授

イベント名 第16回講演会 大阪大学 生越専介教授、筑波大学 市川淳士教授
期日 2015年01月26日
詳細

産総研触媒化学融合研究センターでは、様々な分野で活躍している大学、公的研究機関、企業等の方々をお招きして、講演会を開催することで分野の垣根を越えた連携の実現を目指しています。
今回は「フッ素化学の最前線:精密合成法の開発から新機能性材料まで」をテーマとして下記の通り開催いたします.多くの方々のご参加をお待ちしております。

日時:2015年 1月 26日(月)15:00~17:00
場所:産総研第5事業所第2本館第4会議室(5-2-6603室)
          (茨城県つくば市東1-1-1)

講演概要:

◆有機金属を利用するパーフルオロアルケン類の変換反応

<講師> 大阪大学大学院工学研究科    生越専介  教授

 含フッ素化合物の炭素―フッ素結合切断反応の開発は、他の方法では合成が困難な高度にフッ素化された化合物を構築する手法の創出につながることから、近年の有機合成分野における重要な研究課題の1つとなっている。しかし、含フッ素化合物の炭素―フッ素結合切断を伴う優れた均一系触媒反応がこれまでに多数開発されているにもかかわらず、パーフルオロアルケンおよびアレーン類の炭素―フッ素結合を切断しうる遷移金属活性種の報告例は極めて限られている。このような背景の下、最も単純なパーフルオロアルケンである四フッ化エチレン(TFE)の分子変換反応の開発に取り組む過程で、TFEの炭素―フッ素結合がパラジウムとルイス酸との協働効果により室温で切断されることを見出すとともに、この活性化を鍵過程とするTFE と有機亜鉛試薬とのクロスカップリング反応を開発した。
本講演では、上述の触媒反応に加え、TFEをテトラフルオロエチレン基の前駆体として利用する変換反応について紹介する。  

◆ β-フッ素脱離による炭素ーフッ素結合の活性化:
  ピンポイントフッ素化した多環式芳香族炭化水素の合成へ

<講師> 筑波大学大学院数理物質科学研究科  市川淳士 教授 

炭素ーフッ素結合の活性化には、低原子価遷移金属による酸化的付加を利用するのが一般的である。これに対して我々は、金属種のより容易な素過程であるβ-フッ素脱離に着目し、これを用いることによって、炭素ーフッ素結合の切断と新たな結合の形成を一挙に行った。
講演では、フルオロアルケン類の化学変換を紹介し、特にピンポイントフッ素化した多環式芳香族炭化水素(F-PAH)の合成について述べる。

第16回講演会チラシ

第16回センター講演会概要

備考

【お問合せ先】
触媒化学融合研究センター 担当:白川
E-mail:irc3-kouenkai-ml@aist.go.jp  TEL:029-861-2763

〒305-8565 茨城県つくば市東1-1-1 中央第5
電話・FAX 029-861-6052

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