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第28回講演会 リン資源リサイクル推進協議会会長 大竹久夫先生、大阪府立大学 川口真一研究員

イベント名 第28回講演会 リン資源リサイクル推進協議会会長 大竹久夫先生、大阪府立大学 川口真一研究員
期日 2016.02.25
詳細

産総研触媒化学融合研究センターでは、様々な分野で活躍している大学、公的研究機関、企業等の方々をお招きして、講演会を開催することで分野の垣根を越えた連携の実現を目指しています。

今回は 「リン資源の自立と高度利用」  をテーマとして下記の通り開催いたします。 多くの方々のご参加をお待ちしております。

日時:2016年 2月 25日(木)13:30~15:30

場所:産総研第5事業所第2本館 第3会議室(5-2-6602室)(茨城県つくば市東1-1-1)

講演概要:

持続的リン利用パラダイム「リンのない」日本の基本問題と戦略
<講師> リン資源リサイクル推進協議会会長   大竹久夫 先生
       広島大学・大阪大学 名誉教授   

リンは生命にとり欠くことのできない「いのちの元素」であるとともに、枯渇が進む天然鉱石(リン鉱石)に資源をほぼ全面的に依存している点で、他の元素とは大きくことなる。リンは食料生産に絶対的に必要であるばかりか、わが国の製造産業分野においても極めて広範に使われており、いわば「産業の栄養素」とも言うべき役割を担っている。にもかかわらず、これまで素材としてのリンの重要性には、ほとんど関心が向けられてこなかった。本講演では、「リンのない」日本がおかれた基本問題とそれを克服するためのイノベーション戦略について述べる。

光誘起ラジカルを利用した選択的なリン化合物の合成反応とその応用
<講師> 大阪府立大学大学院工学研究科    川口真一 研究員

有機リン化合物は配位子をはじめ、様々な用途に用いられるため、その選択的な合成法が求められている。我々の研究グループでは光誘起によって生成するリン中心ラジカルを鍵とする反応に着目し、詳細に検討してきた。本講演では、リン-リン単結合を有するジホスフィン類の炭素-炭素不飽和結合への高選択的な付加反応や、その研究過程で見いだしたP-フルオラスホスフィンの合成法やその性質について紹介する。

第28回講演会チラシ
第28回講演会概要

 

 

                        

備考

【問い合わせ先】 触媒化学融合研究センター 担当:白川

E-mail:irc3-kouenkai-ml@aist.go.jp  TEL:029-861-2763