ホーム > お知らせ > 人工知能(AI)で触媒反応の収率を予測

人工知能(AI)で触媒反応の収率を予測

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 触媒化学融合研究センター 革新的酸化チーム 矢田 陽 研究員、同センター 佐藤 一彦 研究センター長、人工知能研究センター 機械学習研究チーム 永田 賢二 主任研究員、機能材料コンピュテーショナルデザイン研究センター 物性機能数理設計手法開発チーム 安藤 康伸 研究員らは、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構のプロジェクトで、有機合成に用いられる触媒反応の収率を人工知能(AI)で予測する技術を開発した。

近年、製品ライフサイクルの短縮化に伴って、従来よりも短期間で医薬品や電子材料などの機能性化学品の開発・製造を可能にする触媒の発見・開発が必要になってきた。従来の触媒開発では触媒の設計・合成や触媒活性の評価・検証を繰り返し行う必要があるため、開発期間が長く、多大な労力やコストが掛かるなどの課題があった。

今回、この課題を解決するために、産総研が提唱するキャタリストインフォマティクスという概念に基づき、触媒構造データのみから触媒反応の収率を簡単に予測できるAIを構築した。具体的には、過酸化水素によるオレフィンのエポキシ化反応について、触媒構造から計算機シミュレーションで得た複数のパラメーターと、実際に触媒反応によって得られる実験収率を用いてAIを構築した。このAIを用いることで、使用する触媒構造データのみからエポキシ化反応の収率が予測できることをはじめて示した。今回の成果は、今後触媒開発期間を大幅に短縮させる触媒の自動発見を目指したAI技術への先鞭をつけるものである。

詳細については、下記のリンクよりご覧いただけます。

プレスリリース
産総研ホームページ:http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2018/pr20180131/pr20180131.html

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)ホームページ:http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100910.html

 

 

〒305-8565 茨城県つくば市東1-1-1 中央第5
電話・FAX 029-861-6052

Copyright ©2018 産業技術総合研究所 触媒化学融合研究センター All Rights Reserved.

ページ先頭へ戻る