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センター長あいさつ

研究センター長
吉田勝(D.Sci.)

この度、2023年1月1日付で、触媒化学融合研究センターの研究センター長を拝命しました。

近年、コロナ禍におけるパンデミックが社会に多大な影響を及ぼし、また昨今の世界的政情不安もある中、持続可能な社会の実現に向けた期待は一層高まっています。私は、先人達が不断の努力で脈々と培ってきた「化学」の成しえた様々な功績に感謝しつつ、これが持続可能な社会におけるキーテクノロジーであると捉えています。

折しも最近は、カーボンニュートラルやグリーントランスフォーメーション(GX)が、我が国の重要な社会課題として認識され、重要な施策としても位置付けられています。この社会課題を解決し、新たな産業の創出と産業構造転換のためには、上に掲げたキーテクノロジーである「化学」、とりわけ「触媒化学」の一層の発展が欠かせません。

我々触媒化学融合研究センターでは、これらの社会課題に資する革新的触媒を開発し、基礎化学品および機能性化学品の新規製造法の提案をミッションとしています。加えて、産総研第5期中長期計画が掲げる社会課題の解決と産業競争力強化に貢献する、触媒およびプロセス技術の開発に取り組みます。

これらの研究開発を進めるために、6つの戦略課題、すなわち【ケイ素化学技術】、【革新的酸化技術】、【官能基変換技術】、【ケミカルリサイクル技術】、【バイオプラスチック標準化】及び【製造プロセス技術】を推進します。また、国PJを主導的な立場で牽引し、GI基金等にも貢献することで、冒頭に掲げた社会課題達成を目指します。また、先進触媒拠点を通じた、マテリアル・インフォマティクスやプロセス・インフォマティクスの発展に寄与します。

他にも、様々な産学官連携の重要なハブとしての役割を果たしつつ、「触媒化学」に関する自由闊達な融合的研究活動を通じて、人類の英知の発露たる学理の探求と、先端科学技術の社会実装に向けたイノベーション創出の双方に貢献していきます。

研究センター長 吉田 勝

(2023.1.1 記)

概要(1)

 

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