第3回講演会 岐阜大学 古山浩子助教、食品総合研究所 岩浦里愛主任研究員
イベント名 | 第3回講演会 岐阜大学 古山浩子助教、食品総合研究所 岩浦里愛主任研究員 |
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期日 | 2013.11.08 |
詳細 |
「化学と生物の融合」
産総研触媒化学融合研究センターでは、様々な分野で活躍している大学、公的研究機関、企業等の方々をお招きして、講演会を開催することで分野の垣根を越えた連携の実現を目指しています。 今回は「 化学と生物の融合 」をテーマとして下記の通り開催いたします。 多くの方々のご参加をお待ちしております。
日時:2013年11月8日(金)15:00~17:00 講演概要: ◆高速カップリング反応による短寿命11C 標識のための革新的合成法 <講師> 岐阜大学大学院医学系研究科 古山 浩子 助教 これまで鈴木正昭教授(現国立長寿医療研究センター)の指導のもと、代謝安定かつ低被曝性の短寿命PET プローブの活用を機軸とした小動物からヒトまでの一気通貫型の生体内分子イメージング研究を推進してきました。 本講演では、11C 放射性核種(半減期20.4 分)含有PET 用プローブの合成のための「高速C-メチル化反応」の開発をお話します。特に、薬剤の基本分子構造に多く見られるヘテロ芳香環上、および困難とされたアルカン上への高速メチル化反応の開発、これらを応用したRho キナーゼ阻害剤およびチミジン類のPET プローブの創成を話題にします。(PET = 陽電子放射断層画像撮影法)
◆DNAを利用したナノアーキテクチャの構築と制御 <講師> 食品総合研究所食品分析研究領域 主任研究員 岩浦 里愛 バイオ分子は自己集合と分子認識を巧みに組み合わせて複雑な構造の構築や高い機能の発現を実現しています。したがって、機能性ナノ材料を創製するために、バイオ分子をそのビルディングブロックとして用いる戦略は合理的分子設計の一つといえます。 本研究では、DNAの相補的核酸塩基対形成と両親媒性分子の自己集合特性という優れた特性を組み込んだ双頭型ヌクレオチド脂質をビルディングブロックとして分子設計しました。本発表では、これらの分子と鋳型DNAから形成される様々な自己集合性ナノ構造体の構築と、その機能について紹介します。
関連リンク:センター講演会_第3回チラシ |
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