TEAM

産総研は、優れた研究開発能力を持つ大学院生を産総研リサーチアシスタント(契約職員)として雇用します。雇用された大学院生は、産総研が実施している社会ニーズの高い研究開発プロジェクトに参画すると共に、その研究成果を学位論文に活用できます。産総研は、意欲ある大学院生が研究開発のプロフェッショナルとなることを資金面でも応援し、若手研究者を育成します。

研究テーマ

谷 陸:二酸化炭素を原料とする有用化学品製造プロセスの開発

 

 

概要:二酸化炭素を原料とした有用化学品の合成は、地球温暖化を解決する「カーボンニュートラル」に向けた技術の一つとして多くの関心を集めている。当研究チームは、触媒としてZr触媒を使用して二酸化炭素とTEOSの反応からDECを合成できることを報告している。本研究では、触媒の回収・再利用方法の検討や新たな触媒の検討によって工業的な有用化学品製造プロセスの開発を目的に研究を行う。

 

自己PR:映画鑑賞、テニス

 

深澤 敦:有機・無機ハイブリット一次元らせん物質の構造制御

 

 

概要:有機・無機ハイブリット一次元らせん物質の構造を制御するにあたり、新規有機キラル分子を創製を行っている。その一次元らせん物質の構造により、らせん性を向上させるためのメカニズムの解明を行うための知見を得る。そして、高感度に円偏光を直接検出するデバイス製作を目的としている。
高感度に円偏光を直接検出することが可能となれば、人間の目では検出することのできない物体の凹凸や伸縮性のある物体の応力をより可視化することが可能となる。本研究は従来の円偏光デバイスに革新をもたらすだけでなく、海洋生物であり、節足動物門であるシャコの目を生態模写的にデバイスとして応用・実現可能とする。

 

自己PR:忍耐力と一点集中

 

メンバー

  • ヘテロ原子化学チーム
    (茨城大学大学院 )

    谷 陸

  • フロー化学チーム
    (帝京科学大学)

    深澤 敦

※後ろに「@aist.go.jp」を付けて下さい。

研究成果