イベントレポート

第47回講演会 株式会社アサツー ディ・ケイ 吉成哲雄専任局長

講演会名 第47回講演会 株式会社アサツー ディ・ケイ 吉成哲雄専任局長
開催日 2017.06.02
開催場所 産総研第5事業所第2本館第4会議室(5-2-6603室)
参加人数 78名
概要

広告とコミュニケーション

株式会社アサツー ディ・ケイ  吉成哲雄 専任局長

 

講演会前半は、田原俊彦さんと演者のツーショット写真から始まり、広告業界でも研究現場と同様にPDCAを回していくことの重要性が述べられた。その中で「どう見せるか?」「ターゲットをどこにするのか?」と言ったことの重要性に関しての解説後、最近の傾向として提供される情報の量が急増しているのに対して、消費される情報量が相対的に減ってきており、提供する側はターゲットを細分化して情報を届けるための戦略が必要と言ったようなところが述べられた。

後半は、事例として演者の関わってきた南海電鉄プロジェクトを取り上げ、細かな戦略についても分かり易く、とても楽しく説明がされた。「愛が、多すぎる」のキャッチは、その印象的なダンスとともに我々の脳裏に焼き付いた。さすが、これが世界ナンバーワン広告代理店グループの作成するCMだと納得した。落ちとして初めにスライドに現れた田原俊彦さんが出てきて笑わせて頂いた。

興味のある方は、是非こちら「http://ai-nankai.com/」をチェックしてほしい。

吉成また、人材採用に関して、特徴的な「相棒採用」システムを導入し、成功した事例が示された。(https://www.adk.jp/11218.html

質疑において「産総研の技術を使ってもらうには?」との質問に「日本はとかく技術のスペック(性能)で勝負したがるが、世界で成功している企業は、物語で勝負している。」との回答に得心した。

これからは「ものづくり」だけではなく「ことづくり」で世の中に貢献する必要性を改めて認識することのできた講演会であった。