第83回講演会　明治大学　金子弘昌准教授

◆データサイエンスによる高機能性材料の研究・開発・評価・製造の支援および研究事例紹介

本講演では、データサイエンスにより高機能性材料の研究・開発・評価・製造を支援する方法についての解説として、分子設計、材料設計、プロセス設計、制御設計について、それぞれの設計に用いられるデータ科学的手法と研究事例についてご紹介いただいた。また、物性・活性の目標値から記述子の値を推定してモデルを逆解析する手法であるGMR(Gaussian Mixture Regression)およびGTMR(Generative Topographic Mapping Regression)についてご紹介いただいた。質疑応答では、手法の適用範囲や一般性についての質問や、ベイズ最適化とGMR法の比較などについて活発な議論がなされた。触媒化学融合研究センター職員のみならず関係各所から非常に多くの参加があり、自らの研究にデータサイエンス活用を目指す研究者にとって非常に有意義な講演会となった。