イベントレポート
触媒化学融合研究センター特別講演会
講演会名 | 触媒化学融合研究センター特別講演会 |
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開催日 | 2024.11.05 |
開催場所 | 産総研中央事業所5群 第4会議室(6603室) |
参加人数 | 24名 |
概要 | ◆3D printed Flow Reactors for Group Leader & Director of FloWorks, CSIRO Manufacturing Prof. Christian H Hornung 本講演では、フロー化学技術を用いる水素化反応、および3Dプリンター技術を使った触媒担体と流通反応器の設計について紹介された。従来の反応器と比較して、3Dプリント技術を利用した流通反応器は、カスタマイズ性が高く、複雑な内部構造の設計が可能で、化学反応効率と速度を向上させる。この新技術により、高効率かつ高い選択性にて水素化反応を行うことができる。商業化への可能性と、持続的な化学生産技術へつながる期待が示された。また、水素貯蔵分野においても、特に液体水素キャリアからの水素発生過程において、独自設計した触媒と流通反応器を応用させることで、優れた性能につながることも紹介された。触媒担体構造の設計に機械学習(AI)を取り入れることで、人間的発想の枠組みを超えた構造体の設計可能性も示されており、本分野の未来的展開を予感させる講演となった。
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