イベントレポート

第8回触媒化学研究部門講演会

講演会名 第8回触媒化学研究部門講演会
開催日 2025.12.23
開催場所 産総研中央事業所5群 第4会議室(6603室)
参加人数 20人
概要

◆二酸化炭素からのポリマー合成用固体触媒の開発

京都大学エネルギー理工学研究所 田村正純教授

地球温暖化や化石資源の枯渇といった問題から、二酸化炭素をC1資源として有効利用する化学固定化技術の開発が注目されています。しかし、二酸化炭素は極めて安定な化合物であり、その変換には多大なエネルギーを要することから、触媒を利用した温和な変換技術の確立が求められています。田村教授らの研究グループでは、二酸化炭素の変換手法として非還元的変換に着目し、二酸化炭素とアルコール、アミンを反応させることで、カーボネート誘導体(有機カーボネート、有機カーバメート、有機ウレア)を高効率に合成可能な酸化セリウムをベースとした触媒系を開発してきました。また、これらの触媒系を用いて、二酸化炭素とジオールからのポリカーボネート合成にも展開しています。本講演では、これらの触媒開発の経緯と最近の研究成果について紹介していただきました。