イベントレポート

第9回触媒化学研究部門講演会

講演会名 第9回触媒化学研究部門講演会
開催日 2026.01.26
開催場所 産総研中央事業所5群 第4会議室(6603室)
参加人数 15名
概要

◆二酸化炭素活性化の触媒メカニズム

北海道大学 触媒科学研究所 触媒理論研究部門 長谷川 淳也 教授

二酸化炭素を用いて有用な化成品を合成する反応における触媒メカニズムについて、長谷川教授がこれまで進めてこられた研究成果をご紹介いただいた。講演では、①エポキシドと二酸化炭素から環状カーボネートおよびポリカーボネートを合成するポルフィリン触媒、②ヒドロシランと二酸化炭素を用いて二級アミンをメチル化するBPh₃触媒、③電気化学的還元によって二酸化炭素を水素還元するCoN₄Cₓ型触媒の三つの触媒系について、密度汎関数理論に基づく計算化学により反応機構を解明した成果をご講演いただいた。質疑応答では、計算を実施する上での電荷の考え方や計算手法、さらには計算自動化に関する質問が寄せられ、活発な議論が行われた。全体として非常に実りある講演会となった。