お知らせ
下水汚泥焼却灰からリン化成品を製造
-リン酸を直接的にトリエステルへ変換できるケミカルリサイクル技術を開発-
国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」という)触媒化学融合研究センター 永縄 友規 主任研究員、吉田 勝 研究センター長、材料・化学領域 佐藤 一彦 領域長補佐、地圏資源環境研究部門 森本 和也 上級主任研究員は、東京科学大学 中島 裕美子 教授、北海道大学 長谷川 淳也 教授(共に触媒化学融合研究センター 特定フェロー)と共に、安定なリン酸を直接的にエステル化する技術を開発しました。さらに、不純物を多く含む下水汚泥焼却灰から回収した粗リン酸のケミカルリサイクルに対してこの技術を適用し、難燃剤用途として有用なリン化成品であるリン酸トリブチルの合成に成功しました。
なお、この技術の詳細は、2024年12月3日(中央ヨーロッパ時間)に「Angewandte Chemie International Edition」に掲載されます。この論文は当該雑誌編集者によってHot Paperに選出されています。
詳細は下記URLからご覧ください。
https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2024/pr20241204/pr20241204.html