TEAM

ヘテロ原子化学チームでは、ヘテロ元素資源を有効利用し、さらなる高機能材料の創出を目指して各種ヘテロ原子化合物の省エネルギー・省資源・環境調和型製造法の開発から、含ヘテロ元素機能性材料の試作までの一貫した研究を行っています。具体的には、機能性ケイ素化合物の省エネルギー製造プロセス開発と工業的実施可能性の検証および分子構造を精密に制御した新材料の創出。サーキュラーエコノミー実現の観点から、ヘテロ元素に加え、炭素資源を含む物質循環社会構築と2050年のカーボンニュートラル社会実現に向けた新しい触媒プロセスの開発を行っています。

研究チーム長 深谷 訓久 博士(理学)

研究テーマ

  • 砂や燃焼灰からケイ素化学産業の基幹原料を直接製造
  • CO2を原料とする化学品製造技術開発
  • 廃ゴムのケミカルリサイクルに関する技術開発
  • シラノール類の新規合成法開発
  • シリコーン (ポリシロキサン) の精密合成技術



砂や燃焼灰からケイ素化学産業の基幹原料を直接製造



砂、燃焼灰、産業副産物など安価で豊富な原料を機能性材料に変換可能な技術を開発しています。

シラノール類の新規合成法開発



ガラスの基本単位であるオルトケイ酸とそのオリゴマーの合成法を開発しています。

シリコーン (ポリシロキサン) の精密合成技術



分子量や末端構造が制御されたシリコーンを簡便な操作で合成する技術を開発しています。

メンバー

  • 研究チーム長

    深谷 訓久

  • 上級主任研究員

    五十嵐 正安

  • 主任研究員

    上田 善弘

  • 主任研究員

    Putro Wahyu

  • 産総研特別研究員

    西鳥羽 俊貴

  • 産総研特別研究員

    石橋 弥泰

  • テクニカルスタッフ

    山下 浩

  • テクニカルスタッフ

    羽鳥 真紀子

  • テクニカルスタッフ

    八木橋 不二夫

  • テクニカルスタッフ

    堀越 俊雄

  • テクニカルスタッフ

    松本 朋浩

  • テクニカルスタッフ

    小林 敏明

  • テクニカルスタッフ

    佐藤 潤一

  • テクニカルスタッフ

    山根 萌々

  • テクニカルスタッフ

    山本 美恵

  • テクニカルスタッフ

    清水 政男

  • アシスタント

    岡田 睦

* 後ろに“@aist.go.jp”を付けて下さい。

研究成果

[1] M. YAMANE, Y. SEO, W.S. PUTRO, M. FARIED, V.Y. LEE, T. MIZUSAKI, Y. TAKAGI, K. MATSUMOTO, J.-C. CHOI, N. FUKAYA, A Novel Highly Effective Second-generation Grubbs Pre-catalyst for the Ring-closing Metathesis, J. Japan Pet. Inst. 66 (2023) 23–26.

[2] W.S. Putro, Y. Munakata, S. Ijima, S. Shigeyasu, S. Hamura, S. Matsumoto, T. Mishima, K. Tomishige, J.-C. Choi, N. Fukaya, Synthesis of diethyl carbonate from CO2 and orthoester promoted by a CeO2 catalyst and ethanol, J. CO2 Util. 55 (2022).

[3] T. T. H. Nguyen, N. Fukaya, K. Sato, J.-C. Choi, S. Kataoka, Design and assessment of an energy self-supply process producing tetraethyl orthosilicate using rice husk, Bioresour. Technol. 344 (2022).

[4] W.S. Putro, V.Y. Lee, K. Sato, J.-C. Choi, N. Fukaya, From SiO2 to Alkoxysilanes for the Synthesis of Useful Chemicals, ACS Omega. 6 (2021) 35186–35195.

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