第67回講演会 立教大学 伊東恵一客員研究員
イベント名 | 第67回講演会 立教大学 伊東恵一客員研究員 |
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期日 | 2019.05.10 |
詳細 |
産総研触媒化学融合研究センターでは、様々な分野で活躍している大学、 公的研究機関、企業等の方々をお招きして講演会を開催することで分野の 垣根を越えた連携の実現を目指しています。 日時:2019年5月10日(金)16:00~17:00 講演概要: <演題> <講師> 量子力学が作られるとほぼ同時に空間の各点各点において量子が相 互作用するという思想から量子場理論ができた。この理論は作られた時 点から(1)異なった2点がいくらでも峻別できるという局所性、(2) 空間 にいくらでも粒子が創成できるという無限自由度、に起因する困難を内 包している。この困難の解決のために新しい数学理論が必要とされ、物 理的には「くりこみ理論」と「相転移」という概念によって一応の解決を見 た。これらは「素粒子論」や「宇宙論」にみられる、あまりリアリティのない 数式上の現象ととらえられがちだが、液体の界面の発展や、カイラルな 化合物の生成などを解明しうる理論でもある。また後者は量子デバイス に関する応用も視野に入る。 ここでは相転移とくりこみ理論を平易に解 説したあと上に述べた事象をどう解明しうるか議論したい。
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備考 | 【問い合わせ先】 触媒化学融合研究センター 担当:白川 TEL:029-861-2763 |