イベントレポート
第67回講演会 立教大学 伊東恵一客員研究員
講演会名 | 第67回講演会 立教大学 伊東恵一客員研究員 |
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開催日 | 2019.05.10 |
開催場所 | 産総研第5事業所第2本館第4会議室(5-2-6603) |
参加人数 | 28名 |
概要 | 量子場理論の数理 -相転移からくりこみ理論まで- 立教大学 数理物理学研究センター 伊東 恵一 客員研究員 量子論の基礎になる、(1)異なった2点がいくらでも峻別できるという局所性、(2) 空間にいくらでも粒子が創成できるという無限自由度、に起因する困難を解決するために導入された数学理論とさらにその物理的な展開である「くりこみ理論」(朝永振一郎先生による)と「相転移」という概念についてできる限り平易な説明をして頂いた。通常の我々の化学的な研究の基底にある物質そのものの量子論的な理解が、どのような始原的な考察からなっているのかを専門家から聞くことができ大いに参考になり興味深い講演であった。尚先生の大学院時代、益川敏英先生、小林誠先生の両ノーベル賞学者が助手をされていて指導を受けたということで、日本の素粒子論の先端的な研究現場の雰囲気に触れることもでき有意義だった。
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